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東海大浦安に赴任のご挨拶中等部副校長 青山 忠

静岡市清水区の東海大学付属静岡翔洋高校・中等部から赴任しました青山忠と申します。静岡翔洋の前に34年間付属相模高校に勤務していました。ところで、この静岡翔洋はこの4月からの校名です。今までの東海大学付属翔洋高校という校名に静岡という地名を加えることで所在地が多くの人々に知っていただけるとともに、地元の人たちに静岡にある学校という地元意識を持っていただけるということです。わが校、東海大学付属浦安高校はディズニーランドができる以前に、前身の東海大付属高校がこの地に移転して「浦安」という地名を校名に織り込んだ学校とお聞きしています。浦安と言えば、私は大学1年の時に読んだ山本周五郎著「青べか物語」が浮かびます。そして、人情味溢れる人間模様に興味をそそられたことを思い出します。新潮社版のこの本はだいぶ黄ばんできていますが、今でも自宅の本棚に並んでいます。この青べか物語の舞台となった町にある伝統校、東海大学付属浦安高校・中等部で仕事ができることに誇りを持つとともに緊張も感じています。

話は変わりますが、以前生徒から「なぜ勉強しろと言うのですか」と尋ねられ、「勉強するところを学校と言ったのだから、学校に来ている以上勉強するのは当然のことだよ」と言ったことがありました。でも、学ぶ楽しさがなければ学校に来る気持ちが生まれないとも思います。今思うと、あまりにもこじ付けで乱暴な返事をしたなと振り返っています。

「学ぶ楽しさ」を考えた時、明確なことは、まず授業が理解できなければ楽しさが生まれることはないということです。ある調査に、中学生のうちの半分近くが学校の学習をきちんと理解できていないというものがありました。当然、学校生活において学習時間は大きな割合を占めているにもかかわらず、学習が理解できていないとしたら学校生活が充実したものにはなりません。わかる授業は、学習が楽しいと感じさせることであり、学校生活がより充実したものになることでもあります。

教育は短期間では本当の結果が出せるものではないと思います。保護者の方々の要望を敏感に受け止めることが大切と考えます。保護者の要望として確実な事は、「学習面でしっかり鍛えて欲しい」ということだと思います。保護者の方々のニーズは大学に推薦入学できるという「ゆとり」だけではなく、学習面で鍛えられ、学力と社会性とを兼ね備えた生徒に成長することにあると考えます。あえて私立学校を選択し、入学させたということで、子供に寄せる期待と同時に学校に対する極めて強い要望となると思います。持論ですが、中学生高校生時代には「ゆとり」は必要ないと思います。大いに忙しく勉強に部活動に打ち込むべき時だと考えます。東海大浦安の生徒が学ぶ楽しさを実感し、充実した6年間、あるいは3年間を送り、卒業の時に東海大浦安で良かったなと感じてもらうことが本校教師としての役割だと思います。こんなことを考え、微力ながら東海大浦安の発展に尽くすことができれば思っています。東浦会の皆様方のご指導を宜しくお願い致します。

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